「ゲインちゃんち浴衣ある？　なかったら持ってくるよ」
「ある。なくてもはめこからは受け取らない」
「イッケズ～。まあでも浴衣あるならそれ着ていこうよ、副社長んとこ」
「いく。今いく」
「まだ早いって！　夕方からさ、納涼で夏祭り的なパーティやるんだって」
「早く行こう」
「もう着替えたの！？　ヤキソバ担当のあたしだってま準備してないよ！？」
「それ食べれるの？」
「あたしのヤキソバ舐めんじゃねー！　見せてやる、あたしの魂のヤキソバをおおお！！！」
「燃えてる」
「どーよ、全国のソースを食べ歩いて作り上げたこの究極の味は」
「普通においしいのも作れるんだね」
「最近歳なのかな……エロ抜きの行事でも楽しいなって思うことが増えてきてさ……」
「……」