最近 Windows7 にもたらされた更新の中に、RDP、つまりリモートデスクトップで使用するプロトコルのバージョンを 8.0 に上げるというものがある。これは 7.1 に比べてデータの送信がずいぶん軽くなっているという触れ込みである。そいつは嬉しいじゃないか、ということでいれてみた。
確かに体感的に軽くなっているような気がしないでもない。などと書くと曖昧だけど、いや実際リモートで地デジなんかを見ると、従来はその時々の状態によってはコマ送りになったり音声がノイズまみれになったりすることもあったのがかなり軽減されたりしているので、実際効率は上がっているのだと思う。いいことだ。
しかしいいことばかりではないのだった。
ホスト側は 30 分、インタラクティブな操作を行わないと自動的にスリープするようにしているのである。従来は、その設定の状態でリモートデスクトップに接続した場合でも、それを通したリモート側の操作がホストのスリープを回避するアクションとして認識されていた。しかし RDP を 8.0 にすると無効になってしまう感じなのだ。リモートデスクトップを操作中に予告なく画面が固まり、あれ? ハングした? と思うとホストが眠りに入っている。なにこれもうやめてよね!
とりあえず、RDP 以外の手段でホストに定期的にちょっかいを出せば回避できる。たとえば WMP でホスト上のメディアファイルをずっと再生し続けるとか、あるいは単に [cci]ping -t[/cci] するとか。
MS さん早く直してください。
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