Habit modulation

「レイヤーの複製」という機能を実装した。これも、処理の本体よりいろいろな周辺の事柄の方が面倒なパターンである。

Photoshopにも同じようなメニュー項目がある。こちらは「レイヤーの複製…」であり、後ろに点々があるというのはつまりダイアログを経由するということだ。といってもこのダイアログではそんなにできることは多くない。レイヤー名と、出力先を指定できるくらいだ。

この出力先としてPhotoshopで開いている別のドキュメントを選択できるのだが、これはなかなか重要なようなそうでないような微妙な位置づけだ。これがないとレイヤーがもともと属するドキュメント上で複製し、それをカットして、別のドキュメント上でペーストする手順を踏まなければならないのだが、ダイアログで出力先を指定できることでこの手順を飛ばせる。

一方で、PhotoshopをいわゆるMDIアプリケーションとして運用するならレイヤーパレットからドラッグを開始して目的の文書上でドロップすればだいたい同じことはできる。こちらのほうが分かりやすいし手っ取り早い。微妙というのはそういうことだ。

さて桃の場合、いまのところ同一ページで複数の画像を取り扱うことはないのですなわち「…」もこの微妙なダイアログもない。メニュー項目を選択したら即レイヤーが複製される。いいことだ。この時、複製されたレイヤー名は自動的に付けられるのだが、それがこの記事の主題だ。

この複製後のレイヤー名の自動生成がなかなかめんどくさい。複製元のレイヤーの名前が「のコピー」で終わっている、「のコピー #\d+」で終わっている、そうではない場合のそれぞれについてふさわしい名前を生成しないといけない。めんどくさい。

めんどくさいが、しかし入力と出力は決定的でユーザのインタラクティブな操作に左右されることもないので、むしろユニットテストに回しやすいネタだ。そうだテストを書こう。

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