merge

と言いつつ矩形選択よりも先にレイヤーの結合・統合を片付けたい。

この結合・統合というのは、Photoshop 日本語版の用語なのだが、まずこれがおかしい。訳がおかしい。

英語版における “Merge Down” が「レイヤーを結合」、”Merge Visible” が「可視レイヤーを結合」と訳されている。つまり、Merge → 結合ということなのだが。結合という熟語は文字通り複数の何かが結びつきあうことそのものを意味していて、そしてそれ以上の含みはない。結合されるもの同士がどうなるのか、元のままなのか、とか、一度結合したものは元に戻れるのか、という副次的な意味はない。

しかしレイヤーのMergeというのは、それを実行した結果、複数のレイヤーがひとつになって、しかもそれは可逆ではない…というのが最も重要な点だ。味噌とマヨネーズを混ぜ合わせたら、Undo という時間操作魔法以外にもうそれを分離することはできないのと同じだ。こういった視点は、上記の通り、結合という熟語があまり関心を払っていない部分である。すなわち Merge を結合と訳すことにおける決定的なズレがここにある。それでもなお結合という言葉を使うなら、「レイヤーを結合(してひとつにする)」のようにしなければならず、そして括弧内がこのメニュー項目の最も重要なポイントなのだが、あろうことか最も重要な箇所が省略されている。

一方で、結合という言葉を捨てるとすると、例えば融合とか、溶融とか、一体化とか合体とかそんな感じのほうが合っている。いや最も merge の意味を正しく表しているのは実は「まぜまぜ」だ。語感も merge と似ている。「下のレイヤーとまぜまぜ」。

などとつらつらかんがえた結果、結局「結合」のままで行くことにした。

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