Revive Window Placements

Chromeを起動し、ウィンドウを適当に配置し、一旦終了する。そして再度起動すると、各ウィンドウのタブ、位置、状態(通常か最大化かなど)が再現される、はずだ。

ところがこの新しいubuntuの環境ではこの動作が正しく行われないのである。

そして単に再現されないだけではなく、さらに謎のルールが付加されているように見える。右側のようなウィンドウのようなサイズだと、そのまま再現されるのだが、その奥のほぼ全画面のウィンドウは何やら「このウィンドウ、ほぼ全画面だから全画面で表示してあげるね!」的な配慮が働くのか、最大化状態に上書きされてしまう。

なんだこれは。

アプリケーションの起動時にウィンドウの状態を再現する処理というのは、一義的にはそのアプリケーション自身が行うはずだが、それはウィンドウマネージャーやらデスクトップ環境やらが何もしないということでもない。実際gnomeにも新しく開くウィンドウを中央に表示する云々のゆるやかに位置を指定するオプションがある。そういうわけで、このChromeの奇妙な動作が誰の仕業なのかはよく分からない。

しかしそれならば、Chromeの起動後に好きにすればいいわけで、Chromeの拡張を書き、独自にウィンドウの配置を覚えておき、起動後にそれを再現するようにしてみた。ウィンドウが最大化状態で表示された後でシュッと縮むような様子を目で確認できるような動作になるけど、まあしょうがない。

この拡張は割と使いでがあるような気もするが、公開の必要はあるだろうか。このChromeの変な動作が他の環境でもよくあることなのか、おま環なのかどうかもう少し調べてみたい。

  *
勝手に最大化はorg.gnome.mutter auto-maximizeで制御されるようだ。これをfalseにすると終了時の配置がその通り再現されるようになった。なんだよこのオプション!なんだよこのオプション!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *