対象ページの window は、content オブジェクトが持っているみたいだ。なので、content.document instanceof HTMLDocument のときにそれに対してごにょごにょすればいい。
なお前の記事では MutationObserver を使うつもりでいたのだが、なにか使い方を間違っているのか、要素を追加・削除しても一切ハンドラが呼ばれない。しかたがないので MutationObserver を使うことはあきらめ、wasavi 側で開始・終了時に CustomEvent を document に対して発行するようにした。このイベントを vimperator のプラグイン側でリスンし、適宜 passAllKeys を書き換える。
ところで気になるのは、wasavi を適当なタブで起動し、そのまま他のタブに切り替え、また戻ってきた場合。この場合、LocationChange イベントのハンドラで、wasavi が起動しているかを見て passAllKeys を制御することになる。しかしここで passAllKeys を直接触らざるを得ないのは vimperator の間違った設計だと思う。LocationChange 内で passAllKeys を触るプラグインが複数あったら破綻してしまう。ハンドラ側では passAllKeys = true としたい、というリクエストを出すだけにして、ハンドラの呼び出しが全て完了した後に呼び出し側でリクエストの有無によって passAllKeys を制御する構造にならないかな。
まあそれはさておき、とりあえず編集したいときに wasavi を起動して終わったら即抜けるっていう使い方をする限りは動くようになった。やったね。