vertical development #3

暇を見つけてはちまちまとコードを書いているのだが、開発自体は難しいものは特にないので、特に書き記すこともない。困ったものだ。

基本的には設定されたインターバルで futaba.htm ~ 10.htm を読み込み、データベースを更新し、カタログを生成するだけの話だ。旧タテログから新しく増えた点として、ナチュラルな並び方以外にレス数の昇・降順、立った時間の昇・降順用のカタログも生成するくらい。

強いて旧タテログからの変更点を上げれば、データベース上のログの保存期間がある。ふたばの画像掲示板は、あらかじめ定められたログ保存数より古くなった書き込みは消去され、参照することができない。たとえば dat 鯖の二次元裏では最後の 4000 件の書き込みが残され、それ以前のスレッドも、レスも消去される(ただし、管理用のデータとしては残しているようである)。旧タテログではそれに倣い、データベース上のログも同じ保存期間としていたのだが、新タテログではこれを例えば 1 ヶ月といった期間にした。この間のログは自由に参照したり、検索することができる。

参照というのは、具体的には新たにタイムマシンモードというものを設けた。これによりログが保存されている期間内の任意の時間(1 時間単位)のカタログを参照することができる。大体のユーザは深夜は寝ているのであるが、一部のユーザは深夜に活動し、いろいろと面白いことをしでかしているのだ。この深夜の全体的な板の流れを、後から参照できるということだ。加えてログからスレッドを再構成し、それもまた参照できるようにした。

検索も同様だが、MySQL の全文検索の機能をまっとうに使うようにしたので、ログの量が増えた分を十分補うほど検索の速度は速いようにした。とりあえずテスト環境では大体のクエリは 0.1 秒未満で取ってこれる。実際の環境に持ってきてどうなるかが楽しみだ。

さて特に書くこともないのでまた昔話をすると、実は似たようなシステム(一定期間のログをふたば外部で自動的に保存する仕組み)は以前にも作ったことがあった。それなりに動くものを実装し、img 鯖の二次元裏でちょっと公開してみたことがあった。ログを漁ってみたら 2006 年の 3 月頃なので、まさに 7 年前のことだ。このときの反応は、「これはこれで便利だけど、一期一会的な虹裏の使い方自体を変えてしまうかも」というものが大多数だった。そんなわけでいろいろと勘案して、作ったシステムはお蔵入りにしたのだった。

その後 2008 年に logch なるスレッド保存サイトができたり、それに続いて同じような保存機能・検索機能を提供するサイトが生まれて、それなり使われているようなので、そういう使い方もまあ受け入れられているのだろうと判断し、新しいタテログの仕様を決めている次第である。

vertical development #2

そんなわけで、タテログを公開したのが確か 2006 年の 1 月だったと思う。つまりもう 7 年も前のことなのだ。

tatelog-dat

そのころは PC の画面もだいたい 1024×768 だったし、ヘタすると 800×600 のノートすら現役だったので、タテログもそういうふうにレイアウトを決めた。800×600 の領域に、10 スレッドを縦に並べた 1 ページを横に 8 ページ分並べた。本来は 10.htm までの 11 ページ分あるのだが、隠れた分は横スクロールさせることにした。そのほか、ログの全文検索なんかや単純なログキャッシュ機能なんかも付け足した。

それから、当時のレンタルサーバは非常に弱かったので、3 種のサーバを借り、同じタテログを立て、さらにそれら 3 つがログを融通しあって負荷を分散するようにした。とまあだいたいこんなところだ。

さてこれを 2013 年の今見てみると、なかなかこじんまりしてスペースがもったいない。世の中すでに 16:9 の画面が溢れている。つまり横が余りまくる。それから全文検索の性能もかなり良くない。ログキャッシュの一覧機能がないので活用されてるとはいえない。またレンタルサーバの能力もずいぶん強まったので、負荷分散は冗長すぎる、かもしれない。

というわけで、その辺の不満を解消しつつ新しく作りなおしてみたい。

tatelog-extreme

画面サイズに応じて領域をまるまる使う。全文検索は MySQL の機能をちゃんと使う。ログキャッシュの一覧のために「タイムマシンモード」を設ける。

たぶんそんな感じになると思う。

vertical development

ここで公開しているアプリケーションにタテログというものがある。

タテログとは何かというのを説明するとかなり長くなる。タテログはふたば☆ちゃんねるのコンテンツに関わっている。ふたばでは当初、立ったスレッドの一覧的なものはなかった。ふたばの画像掲示板は「レス送信モード」と、スレッドを最後にコメントが書き込まれた日付の逆順に、その一部、つまりスレッドの本文・画像と最後の10レスを並べるモード(公式なモード名はない。便宜上サマリーモードと呼ぼう)しかなかったのだ。さすがに不便だと管理人さんも思ったのか、その後、といってももう 7 年か 8 年か、それくらい前の話だが、「カタログモード」なるものが新設された。これはその名の通り、立ったスレッドを表の形式で一覧するモードだ。

さてその後、どういう訳か知らないが dat サーバにある虹裏のカタログが突然動かなくなったのである。当然自分を含むユーザは不便を強いられた。しかも一時的な不具合というわけではなく、なかなか治る気配を見せなかった。

不確かな記憶をたどれば、当時、純正のカタログに見た目を似せた「自分用」という外部サイトがあった。純正のそれとの違いは、存在しているスレッドすべてを対象にしていたという点である。純正カタログはせいぜい最後に更新された 50 やそこらのスレしか表示しなかったのだ。それに対して「自分用」は明らかに便利だった。そんなわけで多くのユーザは自分用を使い出したのであるが、当時のレンタルサーバのキャパシティである。はやくも 503 がちらほら出始めた。

そこで、カタログに相当するものを新しく自前で作ろうとしたものがタテログなのである。

しかし同様な外部の擬似カタログサイトを作るとして、「自分用」と同じにするのはあまり意味がない。そこで、サマリーモードの使い勝手の延長線として、スレッドを縦に並べるようにすることを思いついた。純正カタログ・自分用共にスレッドが Z 字形に並べられる形式なのだが、サマリーモードは縦に 10 スレッドが並び、さらに futaba.htm ~ 10.htm までの各サマリが横に並んでいるイメージなのである。それをそのまま 1 ページに構築するようにした。

とりあえず形になった所で公開してみたところ、意外とすんなりと受け入れられた。とりあえず新しいものは死なない程度に貶すふたばユーザにしては珍しいことだ。スレッドが縦に並んでいるので、カタログに対してタテログだ、というネーミングもふたばユーザによるものだ。