UAX #14 に準拠した段落の再フォーマットを実装したということは、つまり日本語を初めとする latin-1 以外の文字を含んだ段落もそれなりに処理してくれるということなのだが、さて wasavi と日本語の入力という点を考えてみると、要するにというか例によってというか DOM3 Composition Events の話になるのだが、一応実装してあるものの、あまり詰めているわけではない。これはいまだに Composition Events を実装していない Opera が悪い。
Composition Events の他に、エクステンションからシステムのクリップボードを読み書きすることも Opera 版 wasavi ではまだ不可能だ。Opera が悪い。
辛うじて、Opera も input イベントは実装しているので、擬似的に compositionend イベントをエミュレートすることはできなくもない。しかし前にも書いた気がするが、これだと仮入力して変換候補を出している状態で、変換に使用する以外のキーを押して暗黙的に確定をした際の正確なタイミングをキャッチできない。Opera が悪い。
あまりエラソーなことも言いたくないが、Opera の中の人は IME を使用する言語圏のことはどうでもいいの? やる気ないの? 特に Opera の日本支社のヒトは何をしているの? と思わざるを得ない。みすみすニーズを逃している。Opera が悪い。
Composition Events が実装されるのを待って、かれこれ 3 年になろうとしている。そういえば XMLHttpRequest#overrideMimeType が実装されるまでにも相当待ったのを思い出した。もうちょっと開発者の声に耳を傾けていただきたいものだ。
Opera が悪い。