スクリプトの環境では、window.wasavi オブジェクトが事前に定義されていて、それを通して wasavi を操作する。たとえば wasavi.run(‘Ihello, world\u001b’); のような。
ここで面倒なのは、wasavi のコマンドの中には非同期に実行されるものがいくつかあるということだ。たとえばクリップボードレジスタを参照する場合や、:read、:edit など。スクリプトから呼び出す際は、これらのコマンドも同期的に動作させなければならない。そうしないと
wasavi.run(':r foo.txt\n');
wasavi.run(':Iwow!\u001b');
と言ったスクリプトが正しく動作しない。
とは言ったもののこれはかなり難しい。非同期的な処理を同期的に扱うのは、やはり ES6 の generators が欲しい。しかし generators を現時点で実装しているブラウザはないのだった。正確に言えば、Firefox は javascript 1.8 としての generators は実装しているが微妙に仕様が違う。Chrome は canary と dev で chrome://flags を操作することで試験的に使うことができる。Opera は……まあ Opera だからね!
ということで、スクリプトの機構は作っておき、さらにシンタックスハイライティングの定義をするインターフェースも作るが、wasavi に対してコマンド列を送る機能は各ブラウザに generators が実装されるまでおあずけということになると思う。
ES6 っていつ策定完了するのかなあ?