とりあえずの取っ掛かりとしてスクリプトを動かす基本的な部分は作った。が、このアーティクルではスクリプティングについて特に書くことはない。github で要望や pull request が来ていたという話なのだ。
- スペルチェッカがほしい
- コンテキストメニューから wasavi を起動できるようにしてほしい
こんなところである。また、pull request の方はメッセージや readme を自然な英語に書き換えてもらった。これは嬉しい。
さてこの中で興味深いのは、スペルチェッカだと思う。ピュアな vi にはそんな機能はない。また、nvi にもない。vim はある。ちなみに elvis にもあるらしい。
といっても、同等の機能を javascript で実装するのはなかなか面倒だ。実装というか、辞書を用意するのが大変だ。そこで、単にブラウザの機能で入力用の textarea の spellcheck 属性を true にすることにする。とりあえず input モード時、間違った綴りの単語を区別することはできるようになる。Opera では間違った綴りの単語に赤線が引かれる。
ただ、たとえば Opera の場合、間違った綴りの単語の上でコンテキストメニューを出すと正しい綴りの単語が提示されて、単語を置き換えたりできるのだが、wasavi は個々の要素に対するコンテキストメニューを封じているので、置換はできないのであった。本当にただ、綴りが間違っているかどうかを知ることができるだけである。また、input モードを抜けると赤線は消去される。
spellcheck 属性は、html5 で規定されている。したがって html5 対応と謳うブラウザはだいたいスペルチェック機能を持っていると考えてよい(必須の条件ではない)のだが、どうせブラウザがスペルチェック機能を内包するのなら、javascript の API も規定してくれればいいのになー。