やはり、Range Symbols に含まれる引用符と含まれない亜引用符で動作が異なるのは良くないと思ったので、Range Symbols の対象外の文字についても、quote タイプ、つまり左右の包囲文字列が同じであれば Range Symbols の引用符と同じ動作をするようにした。
これは surround.vim の動作とは違う。
亜引用符が Range Symbols 引用符に準ずるようになると、例えば前述の quoteescape オプションの考慮だけでなく、引用符の内外も認識されるようになる。つまり [cci]”abc” “def”[/cci] などといった文字列に関して、カーソルが 1 オリジンでの 6 文字目にある場合は引用符の中にないと判断するようなそれなりに賢い仕組みの恩恵を受けることになる。
それから、surround.vim の場合内容が空の引用符上での [cci]ds[/cci] は何も行わないようになっているのだが、これはなぜなのかわからない。wasavi ではその場合であっても引用符が削除されるようにした。したというか、Range Symbols の仕組みを流用した結果そうなったということなのだが。この点も surround.vim とはちょっと違う。