The Traditional vi

issue #113

これはいわゆる vim の compatible mode を実装してくれという要望なのだが、あれを実装するのは大変そうだ。具体的にはテストが大変だ。様々なオプションのオン・オフの組み合わせを網羅するとテスト項目が半端ないものになってしまう。

件の issue の方は最低でも traditional な vi の uu だけでもいいということなのでそういう方向で行ってみたい。

vi の uu というのは、u で一旦 undo した後、続けて u を押すと今度は redo 動作になる、という不思議な動作のことだ。この動作のことを一般に何と言うのかわからないが、とりあえず flipping undo と呼んでおこう。

これをどうやって実装するかは、素直に boolean なフラグを保持しておいて(以下 flipped)、u が押された時にそれを元に動作を振り分けということになるだろう。

いくつか気になる点:

  • flipping undo とふつーの undo をどう切り替えるか? vim では

    :set compatible
    :set cpoptions+=u

    とすることで flipping undo モードになる。しかし前述の通り [cci]compatible[/cci] や [cci]cpoptions[/cci] の類はあんまり実装したくない。ちなみに vim では、flipping undo モードにするための方法はもう一つあり、それはつまり [cci]undolevels[/cci] を 0 にするというものだ。じゃあこれでいいかな。
  • wasavi では vim と同様、[cci]^R[/cci] に redo を割り当てている。flipping undo の場合これは何をするべきなのか? vim の場合は、どうも flipped 変数を変更しない undo として振る舞うようだ。つまり flipping undo 時の u コマンドは

    if (flipped)
    redo();
    else
    undo();
    flipped = !flipped;

    という動作になる。[cci]^R[/cci] もほぼ同じなのだけど、最後の flipped 変数の変更だけは行わない。

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