一通り動くようになった。
すでに上げた Port の引数の問題の他、content script で生成した XMLHttpRequest の動きが変。
- Referer が吐かれない
- Cookie が送出されない
- open() の際、相対 URL を与えるとエラーになる
同様の問題を抱えている人がいた。そのやり取りによると、
try {
return XPCNativeWrapper(new window.wrappedJSObject.XMLHttpRequest());
}
catch(evt){
return new XMLHttpRequest();
}
こんな感じで Firefox に限り意味の分からない書き方をすることで解決できるそうな。確かにこれでうまく行くけど…早く直してほしい。
ところでもうひとつ、ID の問題がある。Chrome のエクステンションは基本的にそれを識別する ID というものを開発者が意識する必要はない。エクステンションをローカルで crx にパッケージングした際に生成される .pem ファイルは取り扱いに気をつける必要はあるが、今日ではローカルパッケージングは zip で事足りるので .pem ファイルを生成する必要自体が基本的にない。
WebExtensions の場合は一応その流儀に倣っているが、しかしやはり Firefox の拡張らしく、ID は裏で健在だったりする。というのも署名を mozilla のサーバにつけてもらうと .web-extension-id という ID が書かれたドットファイルをもれなくプレゼントされるのである。うーんなんかイケてなくないですか。
一方で陽に ID を取り扱うこともできる。manifest.json の applications に
"applications": {
"gecko": {
"id": "jid1-ytdk6oePtVeu1A@jetpack",
"strict_min_version": "42.0",
"update_url": "https://github.com/akahuku/akahukuplus/raw/master/dist/firefox.json"
}
},
とこんな感じに書けばいい。ただよく分かんないことに、こう明示したとしてもやはり .web-extensions-id ファイルはプレゼントされる。いらないんですけど!
ところで上記の ID、いかにも Add on SDK 製の拡張っぽい書式だが、実際に SDK 版の赤福プラスの ID だ。というのも、おそらく流用しないと SDK 版から WebExtensions 版へのスムーズな自動更新が行えないからだ。うーんなんだかかっこ悪いなあ…。