dropbox、google drive と、wasavi から複数のオンラインストレージを読み書きできるようになる。その場合、ストレージの種別を区別させる必要が出てくる。そのため、wasavi 上でのファイルパスは接頭辞を付けることができる。[cci]dropbox:/path/to/file[/cci] とか [cci]gdrive:/path/to/file[/cci] というような感じだ。
このようにファイルパスを操作するとき、ストレージ・プリフィクスは省略可能である。ということは省略したときはよきに計らってくれるデフォルト値が必要ということであり、すでに内部ではそれを持っている。ただし今のところ dropbox 固定であり、変更する手段がない。どういう変更手段を設けるべきか?
ex コマンドを新設し、[cci]:filesystem default dropbox[/cci] などと指定できるようにするか? あるいは、そうではなく、単にオプションを増やして、[cci]:set filesystem=dropbox[/cci] とさせるか。
うーん、後者が自然かな。ただし一方で、デフォルトのファイルシステムの指定、のようなメタな設定は他に
- 取得したアクセストークンの破棄
- 現在有効なアクセストークンに関連付けられたアカウントの情報の表示
のような機能はいずれ必要になる。そうすると、「ファイルシステムのメタデータを管理する ex コマンド」に一本化したほうが長い目で見ればいいのか?
省略可能といえば、パス自体も常に絶対パスで指定しなければならないわけではない。つまり仮想的なカレントディレクトリもまた内部に持っておき、相対パスが入力されたらカレントディレクトリと結合する必要がある。というわけで、カレントディレクトリも内部で持っているのだが、これもまた wasavi 上から変更する手段がまだない。どうするか?
vim であれば、vim 上のカレントディレクトリを参照するには [cci]:pwd[/cci]、変更するには [cci]:chdir path[/cci] である。
こちらは、素直に ex コマンド新設コースかもしれない。pwd とか cd コマンドがあまりにもポピュラーすぎてそこから一線を画す理由がない。[cci]:set cwd=/[/cci] なんてなんだか奇妙だ。特に、相対パスでカレントディレクトリを変更する場合の [cci]:set cwd=../foo[/cci] のようなものは実際の動作とも食い違う(cwd が代入した値そのものになるわけではない)ので奇妙以上におかしい。