しかしながら、やはり [cci]columns[/cci] と [cci]lines[/cci] を書き込み可能にするというのはちょっと無理のある仕様だ。たとえば端末の中で立ち上げた vi から [cci]:set lines=25[/cci] とかやっても、端末のサイズが変わるわけではない。それと同じことだ。もちろん gVim であればそういうサイズ変更もできるが、元の textarea と wasavi の関係性というのはやはり端末とその中で動く vi に近い。
そういう中で、あえてサイズ変更可能にするならば、元の textarea から wasavi へ向かっている強制力の鎖を断ち切る手段も導入する必要があるよね、ということを issue の中でまとまった。というよりも、そのへんまでしかまとまっていない。どういう仕様が正しいのかいまいち自分の中でイメージがわかない。
と入っても放置するわけにも行かないので、とりあえず組んでみた。まずオプション [cci]syncsize[/cci] を導入する。これがオンである場合、wasavi のサイズは textarea のサイズに従う。スクリプトにせよ、ウィンドウの端をユーザーが掴んだにせよ、textarea 内のリサイズハンドルをドラッグしたにせよ、何らかの理由で textarea のサイズが変更された場合、即座に wasavi のサイズもそれに追従する。[cci]columns[/cci] / [cci]lines[/cci] への書き込みは可能だが、それは textarea と wasavi のサイズを同時に変更する。
一方、[cci]syncsize[/cci] をオフにすると、[cci]columns[/cci] / [cci]lines[/cci] への書き込みによって変更されるのは wasavi のサイズだけである。