change a IME state

あらゆるところですでに怨嗟の声が書き込まれまくっているので、特に新しく書くこともないのだけれど、iBus 1.5 で IME の状態を切り替えるという話。

つまるところ、IME のオン・オフを切り替えるために従来は IME 内の状態(”直接入力” と “ひらがな”)を操作していた。それが、システムに登録されたキーボードレイアウト(たとえば、US キーボードと mozc が有効なキーボード)自体を切り替えるようになったのである。”IME が有効なキーボードレイアウト” という概念が不自然で、この辺の移行が混乱しているのが文句の原因らしいのである。

個人的には、方式が変わること自体は別に文句はない。ちょこちょこっと設定しなおして、右 Alt キーで IME の状態をトグルできればそれで良いのです。ただ困るのはいずれの方式にしても微妙にストレスフルな不具合というか何と言うかがあるという点で:

まず iBus 1.5 デフォルトの、キーボードレイアウト自体の切り替え方式にした場合。この場合、レイアウトの切り替えに使うキーは iBus の設定ウィンドウ中に登録する。

  • 良い点: レイアウトの状態(≒ IME の状態)をシステムアイコンに反映させられる
  • 悪い点: iBus の設定の中の “すべてのアプリケーション間で同じインプットメソッドを共有する” をオンにすると、このようにブラウザ上で文章を書きつつ端末上の vim に切り替えた場合など、明らかに IME がオフであるべきアプリケーションでも IME がオンになっている状況が多発してとてもストレスが貯まる。
    そこで前述の設定をオフにすれば、レイアウトの状態はアプリケーションごとに独立するのでそれは解決するのだが、そのかわり IME をオンにした時の最初のプリエディットの最初の文字を取りこぼす現象が多発してこれはこれでものすごくストレスが貯まる。

そんなわけで、じゃあ “すべてのアプリケーション間で同じインプットメソッドを共有する” はオフにした上で、IME の状態はやっぱり IME 自身が管理したほうがいいんじゃないの? と思い、右 Alt キーは mozc が反応するように設定しなおしたのだが。

そうするとシステムアイコン上のキーボードレイアウトは常に単に mozc のアイコンが表示されるだけになり、現在の入力モードがわからない。いや入力モード自体は iBus のプロパティパネルとやらに表示されるのだが。これが表示される位置がなかなかめっちゃくちゃで、また表示を自動にすると表示から数秒後に自動的に消えてしまうし、常に表示にすれば常に邪魔くさいわけで、つまりフロート式のプロパティパネルという仕様自体が間違っていると思うのです。

iBus のプロパティパネルのシステムアイコン版が、システムアイコンのキーボードレイアウトアイコンの隣に表示されればそれが最も現実的な解だと思うのだけれど。それをするためにどこの設定をどーすればいいのかわからないわけでストレスが貯まる。

ストレスをいくら貯めたところでポイントには変換できないのである。どうにかならないのかしらん。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *