fFtT コマンド群に対して拡張を行った。似た仕組みを Range Symbols にも取り入れることができる。
たとえば [cci]yi([/cci] はカーソル位置が属する括弧の内容をヤンクする。このときの [cci]([/cci] が、U+0028 そのもの以外に U+FF08 も同一視するようになれば、全角の括弧に対しても Range Symbols の操作を行えるようになる。これは便利かもしれない。同じ拡張を [cci]({[[/cci] の 3 種の括弧について施すことができる。
ただ、これだけではまだ中途半端だ。というのも、特にアジアの東の果ての野郎どもがこれら以外にやたらめったら括弧類を使うからだ。Range Symbols で例えば [cci]【悲報】[/cci] みたいな文字列の括弧の内外を取り扱うにはどのシンボルを割り当てたものだろうか。
また、括弧類以外に、引用符についても拡張の余地がある。あるのだけど考え始めるとなかなかこれもめんどくさい。Range Symbols が認識する引用符は [cci]”‘`[/cci] の 3 種だが Unicode で定義されている引用符はたとえば “ (U+201C) と ” (U+201D) のように開き引用符と閉じ引用符が別である。さらに、困ったことに、Wikipedia によれば、同じコードポイントでも言語によって開き引用符として使われたり閉じ引用符として使われたりするようなのだ。え…なにそれ。
そういうわけで、そういうのにそれなりに対応するにはけっこうというか既存の引用符に関する処理はかなり書き直さないといけないと思う。でもそうなるとこの機能の使用頻度とプログラミングの作業量のバランスがとても良くない気がする…。