Selenum は、実際に人がブラウジングする過程をなぞるのでブラウザの実動作を対象にテストできるというのがウリなのだと思うけど、ちょっと不思議な動作がある。
起動した wasavi に対してキーストロークを送る。
public void testPasteCharsForward () {
Wasavi.send("i", "foobar\nfoobar", Keys.ESCAPE);
Wasavi.send("1G1|y3lp", Keys.ESCAPE);
assertEquals("ffoooobar\nfoobar", Wasavi.getValue());
}
これを Chrome に対して動かす。Chrome 版 wasavi ではキー入力イベントは keydown と keypress 両方処理している。文字を示すキーは keypress で、機能を示すキーは keydown で扱う。
ところで実際に実行してみると 2 つめの Wasavi.send() で
keydown 27 (U+001B)
keydown 80 P (U+0050)
keydown 76 L (U+004C)
keydown 51 3 (U+0033)
keydown 89 Y (U+0059)
keydown 220 (U+00DC)
keydown 16 (Shift)
keydown 49 1 (U+0031)
keypress 71 G (U+0000)
keydown 71 G (U+0047)
keydown 16 (Shift)
keypress 49 1 (U+0000)
keydown 49 1 (U+0031)
こんな感じのキー入力がなされる(行はイベント種別、キーコード、対応する文字(あれば)、keyIdentifier の値。いちばん上が最新)。これ、変だ。”G” の入力以降、文字を示すキーに対応する keypress が発生していない。したがってテストも失敗する。
これは一体?