Opera migrates to WebKit

http://my.opera.com/ODIN/blog/300-million-users-and-move-to-webkit

Opera がレンダリングエンジンおよび javascript エンジンを Presto/Carakan から Webkit/V8 へ変更するそうです。ちょっと前から、Opera ICE という名で Webkit 版 Opera を開発していることは知られていたが、Presto との関係は明らかにされていなかった。今回、モバイル向け、PC 向けなどの Opera 全体のプロダクトの完全な Presto から Webkit への移行が発表された。

Extension は、Chromium ベースのものに移行させるためのチュートリアルやドキュメントを作成中だという。Extension の仕様自体が Chromium 準拠という形になるのか? はちょっと不明。

世の中びっくりすることばかりだね。

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Webkit に移行するとなると、Dragonfly はどうなるのかな。ディスコンするにはもったいないような。それを含めて、新しい Opera が Webkit Powered Opera になるのか、あるいは Opera flavored Chromium になるのかいまいちわからない。もちろん既存の Opera ユーザが望むのは前者のはずだが、より詳しい公式発表が待たれる。

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Opera の外の世界に目を向けると、現役のレンダリングエンジンから Presto が引退することで、Trident/Gecko/Webkit の 3 強時代になり、同時に Webkit 陣営の勢いがより増すことになる(Opera は Webkit への様々なコントリビューションを宣言している)。このような勢力地図の更新について、特に Mozilla がどのような意見を持っているのか、気になるところだ。

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Webkit の開発組織が、Opera が参入することでどう変質するのかも多少気になる。まあ間違っても、「蓋を開けたら Opera が Webkit を飲み込んだという構図になってた!」みたいなことは起こらないにしても。

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